西村兄妹キモノ店

日々のお話

 

二十四節気のおはなし【秋分】

2024.09.20

 

9月22日は【秋分(しゅうぶん)】です。
「秋分の日」は二十四節気の秋分に
入る日をさします。その秋分の日を
含めた前後7日間を「彼岸」といいます。

 

「彼岸」とは雑節の一つで、
春と秋の2回あります。
お彼岸には祖先を敬い、
亡くなった人を偲び、
お墓参りをする風習があります。

 

秋分の日の代表的な食べ物は
「おはぎ」です。小豆の赤い色は
災難から身を守り、邪気を祓うと
されています。

 

 

ところで、「おはぎ」と「ぼたもち」
の違いはご存じですか。
もち米をあんこで包むというのは
同じですが、「ぼたもち」はこしあん、
「おはぎ」は粒あんのものをいいます。

 

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「おはぎ」は秋に咲く萩の花から
「お萩」と呼ばれ、秋に収穫する
小豆はやわらかく、香りもいいので、
粒あんにして食べました。
「ぼたもち」は春に咲く牡丹の花から
「牡丹餅」と呼ばれ、小豆は秋に
収穫して春まで貯蔵するために
皮が固くなってしまうので、
皮を取り除いてこしあんにして
食べたそうです。

 

「暑さも寒さも彼岸まで」というように、
ようやく厳しかった暑さも和らぎそう
ですね。気候の変わり目ですので、
どうぞご自愛くださいませ。